涼宮ハルヒの憂鬱 監督:石原立也

原作小説の感想に書いたように、普通の男子高校生が、宇宙人、超能力者、未来人を探そうと目論む隣の席のぶっ飛び美少女に振り回される、SFを軽い味付けに加えたラブコメ。製作した「京都アニメーション」の仕事振りは堅実で、原作が見事に忠実にアニメ化されてます。

忠実なアニメ化ということで、原作にのれなかった自分としては、やっぱりイマイチでした。基本的に、典型的な「萌え」のキャラ造形が作品の一番の目玉であって、それを差っぴいた物語はそれほど魅力的ではないんですよね。事件が起こらない、登場人物たちの普段の生活を描いただけの第9話「サムデイ イン ザ レイン」が最も楽しかった、というのはやはり問題かと。まあ、最近のアニメはこういう方が得意っぽいね。

ついでに、DVD特典の平野綾(涼宮ハルヒ役声優)の密着ドキュメントで、「アイドル声優」というのがどういうものか知ることができました。まあ、このブリッコキャラは正直ついてけないでしょ。という自分には、永遠に「萌え」は理解できないんだろうなあ。

これまでの原作小説の感想:http://d.hatena.ne.jp/mokkei1978/searchdiary?word=%ce%c3%b5%dc%a5%cf%a5%eb%a5%d2

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版 [DVD]

涼宮ハルヒの憂鬱 1 通常版 [DVD]

涼宮ハルヒの憂鬱 7 通常版 [DVD]

涼宮ハルヒの憂鬱 7 通常版 [DVD]