DJ Oasisと宇多丸はやっぱり凄い

「一青 窈さんのPVがすごすぎる件について - 深町秋生の新人日記」で指摘されてる一青窈「受け入れて」のPVの気持ち悪さは、確かに否定できないよなー。「うやむや」や「金魚すくい」とか一青窈は結構好きな方なんだけども。実際、上のブログで言われてるように、一青窈に限らず、最近のJ-Popで社会派を志向した曲の多くは宗教的で気持ち悪く感じてしまうのはホントそう。その理由をつらつらと考えてみると、曲のメッセージが抽象的すぎてただの常識論、正論になってる時点で、ロックじゃなくて道徳ソングになってるのが原因ではないでしょうか。

その点で、DJ Oasis宇多丸(from ライムスター)の一連の曲はやっぱり凄いぞ、と言いたいのが今回の主旨。政治的かつすげー具体的で、現代のRCサクセション「カバーズ」と言っても過言ではない(大きく出た)。「社会の窓」(歌詞)では

気が知れんクソジイさんたち 教科書にたくしたキナくさいファンタジー
曰くレペゼンお国のプライド エッ、キキチガイじゃん?むしろブラインド

「世界一おとなしい納税者(カモ)」(歌詞)では

戦争好きにシッポを振り
言いなりになったこの国 自衛隊サマワにおもむき
今や侵略戦争の参加国 そのうちつけが来るあんたも

てな感じ。あえて批判を呼ぶところが素敵です。アンダーグラウンドではもっと過激な奴もいるんかなあ。