2046　監督：ウォン・カーウァイ

1960年代の香港で繰り広げられる男と女のラブゲーム、を通して、人の絶望的な喪失感を描いた大人向き映画。「花様年華」と同じ雰囲気の、重い重い愛情にはやっぱり心動かされるものがありました。しかもトニー・レオンだしさ。

ウォン・カーウァイ映画に共通の、色合いにこだわったスタイリッシュな絵作りも、映画の重厚さを引き立ててる。ちょっとネタばれになりますが、映画が始まる前に本当の話は終わってる、というアイデアも面白い。

あと女優さんが非常に魅力的。特にチャン・ツィイーの存在感とボディラインには釘付けですよ。初恋のきた道ではあんなにモコモコしてたのに...一方、木村拓哉はいつもの木村拓哉でした、はい。

しっかし、「CODE46」のマイケル・ウィンターボトムといい、ちょっとしたSF風味は流行っているんかね。映画のタイトルまで似てるしさ。☆☆☆☆