2007-01-01から1年間の記事一覧

大日本人 監督:松本人志

防衛庁に雇われ、巨人に変身して怪獣と戦うおっさん(松本人志)の生活を描いたコメディ。怪獣モノ特撮と「情熱大陸」的ドキュメンタリーをパロディ化して、松本人志特有のノリのコント集に編集した、という感じの映画です。で、結論から言うと、観ててやたら…

予言は外れてしまいましたが、オダギリジョーと麻生久美子の仲の良さはやっぱり尋常じゃないと思います。

アポカリプト 監督:メル・ギブソン

アステカ文明時代のメキシコを舞台にした肉体派アクション。ジャングルの原始共産制の村で家族と平和に暮らしていた男が、突然襲ってきたアステカ帝国と戦う話です。話は非常にシンプルなんですが、人間の肉体が縦横無尽に動き、かつ破壊される様に惹きこま…

ブログ「酔拳の王 だんげの方」の企画

「コアに行こう エロマンガ10」という企画に参加してみます(18禁)。

クラッシュ 監督:ポール・ハギス

ある一日のロサンジェルスを舞台に、様々な立場の人たちがお互いにすれ違い傷つけあう様子を描いた群像劇。自分のつらい生活や経験から、他の人を人種によってレッテル張りし見下すことを止められない、人間の内面に存在する人種問題が映画のテーマかと。そ…

サイゼリヤの間違い探し

論文の原稿をよくファミレスのサイゼリヤで書くのですが、そこのメニューの一部が間違い探しになっているのです。で、普通はですね、話が続かないカップルへの話題を提供する程度の難易度でいいじゃないですか。それなのに、何を勘違いしたのか、ここの間違…

ダイ・ハード4.0 監督:レン・ワイズマン

不死身の刑事ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、国家規模のサイバーテロを企てる一味と対決するアクション。ま、説明不要ですね。シリーズ4作目だからか、過剰なサービス精神(と湯水のような金)が溢れてて、笑いながら観られました。プロの傭兵たち…

論文を書くのに大忙しで、しばらく更新が滞っていました。まだまだ映画観てる時間はないんですが、ちょっと前に観たのを思い出して、感想をぼちぼち書いていきます。

ファンタスティック・フォー:銀河の危機 監督:ティム・ストーリー

宇宙線を浴びて特殊能力を身につけた4人組が、地球滅亡を目論む全身銀色のサーファー(なんで?)と対決する、アメコミが原作のアクション。観始めてから、シリーズ2作目ということに気付きました。ま、それでも問題なかったですけど。で、せっかく映画館で観…

東京トイボックス 全2巻 /うめ

大企業の商社から中小ゲーム製作会社にとばされた普通のOL(30歳前、彼氏なし)が、ゲーム狂のおかしな同僚たちと一緒に働くうちに、仕事の遣り甲斐に目覚めていく、お仕事系ストーリー。ゲーム狂がたくさん出てくるので、はじめはいわゆるアキバ系の話かと思…

Lip Gloss /Lil' Mama

17才の女の子ラッパーのデビューシングルで、PVも今時の女子高生を描いた普通にティーン向けの作りです。なのに、キックとハンドクラップだけの簡単なループのバックトラックが、中毒性ありすぎるうえに斬新すぎる。こういう尖がった音が、ティーン向けポッ…

ひめゆり平和祈念資料館

先日、沖縄に行ったときに、「ひめゆり平和祈念資料館」に行ってきました。せっかくの夏のリゾートで戦争資料館に行くなんて、実際、ある種の義務感がないと有り得ないよなあ、と思いながら。と思って見てたのに、途中から、展示のあまりの素晴らしさにやら…

世にも奇妙な物語 秋の特別編

このシリーズは惰性で見続けているんですが、今回は本当にぬるい出来で、観たのを軽く後悔するほどでした(こんなもんだっけ)。オムニバス5本のうち3本ほどが、ちょっと不思議でいい話、つーか、どうでもいい話なのが残念。視聴者を本当に怖がらせようとか、…

「萌え」とは何か

アニメシリーズ「涼宮ハルヒの憂鬱」の先日の感想で、俺には「萌え」の良さがよく分からん、と書いたのですが、実際はその定義もよく分かってなかったです。で、ちょっと調べてみると、放送作家の岡野さんという方が懇切丁寧に説明されてて、非常に参考にな…

破戒 原作:松尾スズキ、作画:山本直樹

下町の印刷工場二代目社長である平凡な青年が、奔放で謎の多い女性にナンパされることから始まる、殺るか殺られるかのバイオレンス純愛ストーリー。一巻完結です。一歩間違えればグダグダになりかねない、多数の要素を盛り込んだ展開を、主役の男の純愛つう…

間宮兄弟 監督:森田芳光

仕事から帰ったら二人で遊ぶのが何よりの楽しみ、という三十代のオタク男兄弟(佐々木蔵之介、塚地武雅)が、職場やレンタルビデオ屋の女性達(常盤貴子、沢尻エリカ)と仲良くなることで人との交流に踏み出す映画。江國香織の小説が原作です。で、僕のようなホ…

アマチュアリズム・レボリューション21 /モーニング娘。にライムスター

「マッシュアップ」という、2つの別の曲を無理矢理つなげて一曲にしちゃう音楽の手法があります。もちろん非合法で、著作権なんか糞食らえだぜメーン。で、その手法は知ってはいたんですが、こんなに格好良いのが邦ポップスで実際に作られてたなんて。という…

涼宮ハルヒの憂鬱 監督:石原立也

原作小説の感想に書いたように、普通の男子高校生が、宇宙人、超能力者、未来人を探そうと目論む隣の席のぶっ飛び美少女に振り回される、SFを軽い味付けに加えたラブコメ。製作した「京都アニメーション」の仕事振りは堅実で、原作が見事に忠実にアニメ化さ…

七王国の玉座 3-5巻 /ジョージ・R.R.マーティン

中世的な世界「七王国」を舞台にした一大ファンタジー叙事詩「氷と炎の歌」シリーズ第一幕の終わり。2巻の感想で「起承転結の承」と書いたのですが、文庫5冊分の第一幕が、起どころかただのプロローグであることが明らかになりました。激動の展開を見せたに…

スネーク・フライト 監督:デヴィッド・R・エリス

「Snakes on a plane」という原題そのままの話で、ハワイからロスへと向かう飛行機の中に山ほどの毒ヘビが解き放たれる、飛行機パニックもの。完全にB級映画ですが、安っぽい作りではなくむしろ安心して楽しめました。蛇が出たというアイデアだけで、立て続…

太陽の塔 /森見登美彦

京大農学部5回生の男が、友達と酒を飲み、バイトをし、2年前に振られた女の子を付回す、イカ臭い系自伝的青春ストーリー。最後まで読み終わって、ああこれは恋愛モノだったんだと気付くんですが(ネタバレ申し訳ない)、そのしつこい隠蔽も作品の芸のうちって…

レイクサイド・マーダーケース 監督:青山真治

子どもの中学受験のために3組の家族が共同で行った勉強合宿で、殺人事件が起こるサスペンス。ですが、殺人自体が話の中心ではなくて、それをきっかけに顕になる人間の二面性が主題かと。もちろんどの登場人物にも外面と実際のギャップがあるんですが、特に、…

パプリカ 監督:今敏

他人の夢を共有できる装置「DCミニ」を開発する女性研究員千葉(林原めぐみ)は、この装置を用いて心理療法を行っている。しかし、盗まれたDCミニが悪用され、人が悪夢の世界に陥れられる事件が発生。千葉はこの事件を追って他人の様々な夢に入り込むことにな…

ポリリズム /Perfume

通称「日本アイドル最後の希望」Perfumeのニューシングルが素晴らしく格好良い!四つ打ちが気持ちいいなーと思って聴いていると、間奏の変則的なループにテンション上げられまくり。これはヘビーローテーション確定すわ。サビ以外のヴォーカル部分が、一音毎…

カラマーゾフの兄弟 /ドストエフスキー

帝政ロシア末期、片田舎の成金であるカラマーゾフ家の父とその3兄弟が、金と女のことで互いに罵り合う3日間。という概要からは想像もつかないほどの、ずしっとした重量級の作品でした。文庫5冊という分量に留まらない、作品の凄みがハンパないです。女に会い…

40歳の童貞男 無修正完全版 監督:ジャド・アパトー

ひょんなことから童貞だとばれてしまったオタクなおっさん(スティーヴ・カレル)が、会社同僚の冷やかしやお節介を受けながら、愛すべき女性(キャサリン・キーナー)を見つけ出す、下ネタ系ラブコメ。イケてない男が主役のラブコメが大好物な自分としては、十…

007 カジノ・ロワイヤル 監督:マーティン・キャンベル

007シリーズの第1作を、現代を舞台にリメイクしたサスペンス・アクション。テロリストの資金と情報を使って莫大な利益を上げるヘッジ・ファンドが敵役です。まずはアクションシーンがスタイリッシュかつスピーディーで格好良い。ちゃんとお金がかかってるの…

はてなダイアリーのサイドバーを右側に置く

ブログのスタイルシートにちょっと書き加えて、元々左側にあったサイドバーを右側にしてみました。全体(body属性)を幅780pxでセンタリングして、div.mainとdiv.sidebarのmargin-leftを直接指定しましたが、これでいいのかよく分かりません。 body { width:78…

墨攻 監督:ジェイコブ・チャン

春秋戦国時代の中国で、趙の大軍に攻め込まれた梁。軍事コンサルタントである墨家から、その城を守るために派遣された一人の男(アンディ・ラウ)の活躍を描く、戦国アクション。味方である梁内部にも謀略が渦巻く、複雑な、しかも破綻のないプロットが、こう…

ハッピー・フィート 監督:ジョージ・ミラー

ある皇帝ペンギンの冒険を描いた、ミュージカル風3DCGアニメ。「ベイブ」の監督なので少し期待して見たんですが、子ども向けの枠を超える作品ではなかったです。環境保護を取り入れた後半の物語の展開が、強引なわりにあまり盛り上がらなかったのが残念な感…