亡国のイージス 監督:阪本順治
マンガ「ジパング」でも大活躍の海自のイージス艦が、テロリストに乗っ取られたという大作邦画。雰囲気としては、スティーブン・セガールがテロリストとドンパチする「沈黙の戦艦」と、都市型テロの緻密なシミュレーションである「パトレイバー2」を足して2で割った感じ。いいとこ取りのエンターテインメントってとこかな。
ま、阪本順治なんで、ストーリーよりも、いい味のおっさんがたくさん出てくるのが一番嬉しい。佐藤浩市と岸部一徳のやりとりとか。コンソールだけの戦闘シーンも緊迫感があって良いす。☆☆☆☆
追記。「万能の盾であるイージス艦は、専守防衛という日本の国是を具現化したもの」という台詞が出てくるが、搭載されてるイージスシステムは米軍によって開発され、海自のイージス艦自体もデータリンクという情報共有システムによって米軍下に組み込まれているはず。「日米安保という日本の国是」だろ、と思ったりした。
イージス艦について(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%82%B9%E8%89%A6
(Weapon School)
http://www004.upp.so-net.ne.jp/weapon/aegis.htm
イージス艦のインド洋派遣(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/q&a/2002/12/27-2.html
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