ハウルの動く城 /宮崎駿
うーん、これは評価が難しい。ハウルの城の格好良さには痺れるし、掘り下げて描かれるソフィーとハウルの成長には好感がもてる。登場人物たちの姿がクルクルと変わることや、戦争の目的が全く説明されないことなど、メタファーに富んだ演出も好き。しかし、終盤の物語の崩壊はいかんともし難いレベルじゃないでしょうか。突然話の筋を終えなくなって、今何をしているかが全く分からなくなる。例えば、ソフィーが火の精霊を城から持ち出した理由とか(推測しつつ見たけど)。最後の案山子のオチや戦争の結末も唐突過ぎて笑うしかなかった。えーと、制作陣が途中で力尽きたという理解でよいのかな。☆☆☆
追記。あたわるぱさんの感想が興味深い。自分が二人の成長に好感が持てた理由を、ちゃんと説明してくれてる。
http://chiruda.cocolog-nifty.com/atahualpa/2006/04/post_949b.html
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