NHKにようこそ! 4-6巻 /大岩ケンヂ, 滝本竜彦

3巻までは割と外に出て暴走してましたが、4巻以降は全速力で袋小路に突入してます。どうしようもない人たちがみんなして身動きがとれなくなっていく、この行き詰まり感は相当なもので楽しめました。登場人物の数が少ないのがさらに拍車をかけてる。

たぶんそもそもの原因は、就職問題とか教育問題とか割と一般的な要因なんだろうけど、ストレス満載な環境の下での人のひねくれ具合というのはバリエーションに富むよなあ、と思いました。ある意味、人間って素晴らしく面白いですよね。

どうでもいいことですけど、28歳の学生という自分がこの救いようのない登場人物たちよりヤバイという事実は、全力で見なかったことにするのが正しい鑑賞法ですよねー。☆☆☆☆★