300 監督:ザック・スナイダー

数十万人のペルシャ軍に対して立ち向かう、300人のスパルタ人たちの活躍を描いたアクション。面倒くさい伏線などは最小限にして、マッチョな男達が暴れまわるだけ、という潔い映画です。

マンガ「ヘルシング」風に言うと「我らはわずかに300人。だが諸君は一騎当千の古強者だと私は信仰している。ならば我らは総兵力30万の軍集団となる。」という話なんですが、300人のイっちゃってる感じも「ヘルシング」に結構似てます。家族も顧みず自分の思想のために命を捨てる、ってただのカルト集団なんですが、それが格好良い。観てるこっちも、「ハハハッ、この300人の狂信者どもめ。俺に続けっ!」っていうやたらと好戦的な気分になれますよ。

そういう意味で、映画中の「民主主義」は観客のツッコミを誘っちゃって興をそぐ気がします。狂信者で良いじゃんね。

参考:ブログ「44D」、「まどぎわ通信」(コメント欄に注目)、「超映画批評

公式:http://wwws.warnerbros.co.jp/300/

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