硫黄島からの手紙 監督:クリント・イーストウッド

硫黄島の戦いにおいて、日本軍が善戦しながらも、圧倒的なアメリカ軍の攻撃によって崩壊していく様子を見守る映画。

赤紙によって徴兵されたパン屋(二宮和也)、乗馬のオリンピックメダリスト(伊原剛志)など、登場人物の簡単なエピソードは挿入されるものの、この映画の主役は戦場そのものか、と。それぞれ事情や思いを抱えた人々が、ふと目を離した瞬間に、脳みそや内臓を撒き散らして死んでいくシーンだけで構成されてるような気がします。艦砲射撃、流れ弾、火炎放射器、自殺(拳銃、手榴弾、日本刀)、投げ込まれた手榴弾、水が合わずに下痢、などなどその死に方もバリエーション豊か。

つーか、「諸君、私は戦場シーンが好きだ!ヒロイズムなどなく、ただ無意味に偶然に死んでいく戦場シーンが大好きだ!」(またヘルシング)という僕みたいな人には断然お勧めです。

Wikipediaによる硫黄島の戦いの説明

1945年2月19日にアメリ海兵隊の上陸が開始され、3月26日に日本軍の組織的戦闘は終結した。日本軍は20,933名の守備兵力のうち20,129名が戦死した。アメリカ軍は戦死 6,821名、戦傷21,865名の損害を受けた。

日本兵帰還率4%。まさに玉砕。

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