2006-03-17 象られた力 /飛浩隆 本 1990年前後に発表された作品を書き直した短中編集。タイトルから分かるようにハードSF志向だけど、テクノロジー自体ではなく、変容した世界での人間の五感の描写が多くて不思議な余韻がある。最後に視点を逆転させるようなどんでん返しもあって、どことなくグレッグ・イーガンのような雰囲気を感じた。本格派の貫禄があって、最新作も読みたくなりましたよ。☆☆☆☆象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)作者: 飛浩隆出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2004/09/08メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 110回この商品を含むブログ (240件) を見る