推定無罪 監督:アラン・J・パクラ

ハリソン・フォードが主役の主席検察官を演じるサスペンス。斬新な演出等はないものの、「誰が殺したのか」が謎の中心である(いわゆるフーダニット)正統派のミステリーです。最後の種明かしは、ちゃんと予想を裏切ってくれて、なおかつ説得力があるという、満足な出来でした。

ただ、アメリカの司法制度に関する事前知識が必要でした。地方検事は選挙で選ばれて政治家的な側面を持つとか。見た後でも検事・検察官・判事・刑事等の司法内部の人事関係がよく分からず、話をきちんと理解できなかったのが残念。☆☆☆★★