涼宮ハルヒの暴走、涼宮ハルヒの動揺 /谷川流

ハルヒの5,6作目で、どちらも短編集です。まー、これまでの作品と同じような出来ですかね。SF設定の物足りなさを、たまに投下されるラブコメで補強って感じ。

「暴走」の方は、「雪山症候群」が面白かったかな。結局、謎も完全に解決されるわけじゃないんだけど、ハルヒの台詞「有希と何かあったの?」で俄然テンションが上がるっていう。ラブコメ的要素に飢餓状態になったところで、どーん、と投下。じらすよなあ。

「動揺」ではやっぱり、ハルヒの新しい一面が見れる「ライブアライブ」ですかね。あー、これは多分、自分がハルヒ萌えなだけなような気がしてきました。「意味はない」「どういうわけか」「偶然にも」としつこく言いながら、昼飯をかき込んでハルヒを追いかけていくキョンにも萌えですけど。あ、あと「朝比奈ミクルの冒険」も結構笑えました。☆☆★★★

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)