それでもボクはやってない 監督:周防正行

痴漢で現行犯逮捕されたフリーター(加瀬亮)が、弁護士(瀬戸朝香役所広司)や友達(山本耕史)の助けを得ながら、無罪を主張して裁判を闘う話です。

この作品の凄さは、ギャグもなく、大げさな演出もないのに、2時間半があっという間に過ぎるジェットコースタームービー、っていうところ。脚本や美術が凝りに凝っているために、むしろ観客にそれを感じさせないという、「おいしい関係」で言う一流の料理店のような、最高のおもてなしの一品でした。面白かった。☆☆☆☆☆