博士の愛した数式 監督:小泉堯史
交通事故のために記憶が80分しか保てない数学博士(寺尾聰)と、その家政婦(深津絵里)の交流を描いたヒューマンドラマ。
扱われる個々のテーマは考えさせられました。「大きく振りかぶって」と同じように、数学なり野球なりがそもそも持つ面白さを感じる手助けをするのが教えるということなのだ、とか。今読んでる「中谷宇吉郎随筆集」と同じように、科学者は茶の湯一杯に世界を見る、とか。なぜ深津絵里はただの家政婦の役なのにこれほどキュートに見えるのか、とか。
しかし映画としては、何だろうなあ。つまらないわけではないんだけど、それほど盛り上がるわけでもない、というのが正直なところです。例えば、吉岡秀隆の寝癖とかちょっと匂わせすぎだとも思うし。うーん。☆☆★★★
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2006/07/07
- メディア: DVD
- 購入: 3人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (309件) を見る