ハッスル&フロウ 監督:クレイグ・ブリュワー

しがないポン引きの30過ぎの男が、どん底の生活から抜け出そうとラップに夢を賭ける、若者向けヒューマンドラマ。宇多丸のお勧めということで観てみました。

まずは、ただ事ではない売春婦達の肌の荒れ方が素晴らしいぞ、と。こういう登場人物たちの苦しい生活がリアルに描かれるほど、ビートに乗せてそれをラップにしたときのカタルシスが高まる、というのを製作者が良く理解してるなと思います。「8マイル」もそうだったけど、ヒップホップ映画はやっぱりリアル志向じゃないとね。

この映画のような、きちんと若者向けなんだけど現実がシリアスかつストレートに反映された邦画、っていうのを観てみたいなあ。


ハッスル&フロウ [DVD]

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