昭和歌謡大全集 監督:篠原哲雄
いつもつるんでた若者達(松田龍平等)と、カラオケ仲間のおばさん達(岸本加世子等)が、通り魔殺人を契機にお互いを殺しあう話。不条理かつブラックなコメディ、という分類になるでしょうか。
真夏の暑さにやられた狂った笑い、みたいな映画の雰囲気は魅力的だし、ありえない展開も笑えました。特に、松田龍平の乾いた笑い方は虚無感たっぷりでいいすね。平気な顔で一番無茶する奴、って「青い春」と同じだけども、はまり役。
で、世代間(もしくは階層間)の断絶という今の日本社会のメタファーとしても結構面白く観られました。村上龍が原作だからその辺鼻につくかも、と思ったんですが意外に大丈夫。
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