アポカリプト 監督:メル・ギブソン

アステカ文明時代のメキシコを舞台にした肉体派アクション。ジャングルの原始共産制の村で家族と平和に暮らしていた男が、突然襲ってきたアステカ帝国と戦う話です。

話は非常にシンプルなんですが、人間の肉体が縦横無尽に動き、かつ破壊される様に惹きこまれました。弓矢とナイフぐらいしか武器がなく、戦いは肉と肉とのぶつかり合いになるうえに、映画としても人が死ぬ様子を誤魔化さずにそのまま描いているのがナイス。テレビ「水戸黄門」のように人を殺すことを記号化せずに、人の頭を棒で全力で殴ったらどうなるか、腹にナイフを突き立てたらどうなるかについて、ちゃんと納得できるシーンを見せてくれます。そういうわけで、観客を圧倒する迫力がありました。

戦いをリアルに描くだけで面白いという点では「ブラックホーク・ダウン」に近いような気がした。

Wikipediaによるアステカ文明http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%AB
アポカリプトとSM大陸ギブソン - 「深町秋生の新人日記」: ネタばれありだけど、トチ狂った紹介文で面白い。
メル・ギブソン/『アポカリプト』- 44D :こっちも絶賛。

アポカリプト [DVD]

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