ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 監督：北村拓司

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

チェーンソーを振り回す怪人と戦う女子高生ヒロイン(関めぐみ)と、彼女を物陰から応援する男子高校生(市原隼人)の話。観た後に、俺も今何かをしなければいけない、と無駄に熱い気持ちになれる、非常に正しい青春映画で、高校生なら観るべきですよ！

ちょっとネタばれなんですけど、出てくる「怪人」はメタファーであって、怪人にヒロインが負けるということは、現実世界ではかなり救いようのない結末になることを意味します。で、主人公の存在によって結果的にヒロインが怪人に打ち勝つということは、それは主人公にとっては好きな女の子を救うってことで、それはつまり、男子高校生にとっては世界を救うことに他ならないわけですよ。そういう世界を救う英雄の物語を、どこにでもいるリアルなどうしようもない男子高校生を主役に描いた、つうのが非常に良かったです。いい話でした。