音楽 /三島由紀夫

研究室の後輩の勧めで三島由紀夫初体験。堅苦しいという先入観とは違って、ちゃんとしたエンターテインメントの心理サスペンスでした。カウンセラーによるメモという形式、不感症という題材、ほとんどの話がカウンセリング室の会話で進むなど、ちょっとひねた設定は僕が好きなタイプで楽しかった。ただ、終わり方はイマイチだったかな。人間の心の闇を覗き込んだような、もっとブラックなやつを期待してた。☆☆☆☆

音楽 (新潮文庫)

音楽 (新潮文庫)