復讐者に憐れみを 監督:パク・チャヌク

聾唖の青年(シン・ハギュン)が、腎臓病の姉の臓器移植のために誘拐に手を染める。しかし、それによって、青年に関わる全ての人の運命が狂っていく、という話。

とりあえず暴力描写がもの凄いので、心臓の弱い方には薦められません。でも、ガツンとくる映画を観たい場合には、うってつけの作品。殺伐とした雰囲気、練られた脚本、やたらとオシャレな絵作り、俳優達の切羽詰った演技、等々、若者が面白いと感じる要素が全て詰まってると思います。あの傑作「オールド・ボーイ」の監督作品という期待に、見事応えてくれる出来栄えでした。パク・チャヌクに外れなし。