Death Note 監督:金子修介

名前を書くだけで人が殺せる「デスノート」によって勝手に犯罪者を死刑にしていく学生(藤原竜也)と、事件を追う探偵(松山ケンイチ)の攻防を描いた頭脳戦ゲーム。原作マンガは読んでます(11巻の感想)。

長大なマンガを、前後編あるとは言え、映画の限られた時間によく再構築してあるな、と感心しました。特に、原作と異なるラストへの展開は良い意味で予想を裏切られました。結構入魂の脚本だと思いますよ。

というわけで、脚本がしっかりしてるので、いかにも外しそうな企画モノに見えて、意外に手堅い作りの作品でした。

ただ、個人的には、法学部の学生がそんな簡単にデスノートを肯定するのは無理があると思うんですが、その辺は原作自体の問題ですね。むしろ、事件の安易な犯人探しに流れる昨今の世論に対する批評になってると解釈できるかも。

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