電脳コイル 監督:磯光雄
近未来の日本では、「電脳メガネ」という携帯電話的装置を使って、現実とネット空間を自由に行き来できるようになる。この電脳メガネにまつわる都市伝説の謎を追って、小学6年生の子ども達が様々な冒険をする、というアニメ。去年、NHK教育で全26話が放映され、毎回欠かさず観ました。だいぶ遅くなりましたが簡単な感想を。
結論から言うと、複雑に入りくんだ話が、しっかりと作り込まれた近未来世界の上で展開されるという、SF好きな自分のストライクゾーンど真ん中の作品でした。特に、いくつかの話が同時に進行しつつ、少しずつ「電脳メガネ」の謎が明らかになっていく脚本が非常に良かったです。毎週、今回は話がどう進むだろうと楽しみにできて、毎週その期待が裏切られないというのは結構凄いことですよ。怒涛の展開をする終盤では、ビデオで3回ぐらい見直した。
さすが、子どもをアニメオタクに育て上げようと画策するNHK(日本引きこもり協会)の作品ですね。本当に作りが丁寧。
文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞:磯監督の短いコメントあり
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