クローズ ZERO 監督:三池崇史

クローズZERO プレミアム・エディション [DVD]

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ヤンキーしかいない鈴蘭男子高校を舞台に、小栗旬山田孝之なんかが喧嘩に明け暮れるツッパリ不良映画。バイオレンス描写に定評のある監督にぴったりの題材なんで、期待して観ました。

その期待通り、まさに、むさ苦しい男たちが激しく喧嘩し続けるだけな映画で、超楽しかったです。出てくる全ての奴らが、鈴蘭高校「制覇」という目標を当たり前に共有してるのが良いねー。普通に考えればそれに何の意味があるのかよく分からない目標なんだけれども、男はそういうもんとして描かれるのが熱いっす。

男たちがぞろぞろ歩くという、個人的に好きなシーンも多くて、さすが三池監督は分かってらっしゃる。脇役の奴らも十分にキャラが立っているんで、それだけで絵になる。豊富な男連中の中でも特に山田孝之の飄々とした不敵さにはぐっときました。

岸和田少年愚連隊」「青い春」と合わせて、まだまだ男子中学生な男は必見ですよ。あとフレッシュな男が好きな女性も。

●感想リンク

映画「クローズ ZERO」 - まどぎわ通信:"ただし残念なことに最初に唯一の欠点を書いておかなければならない.それは「黒木メイサが邪魔」という一文で終わる."←それは本当にそう。クライマックスのあの演出はひどすぎ。

学園内で抗争を繰り広げる、熱い高校生たち - 超映画批評:"学園トップを狙う高校生らの戦いの話だが、ここは文字通り群雄割拠で、戦国時代の英雄のごときカッコイイ男たちがひしめき合っている。"