Blood+ 監督:藤咲淳一
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ショートカットの女子高生「小夜(さや)」が、バンパイアキラーとしての血を受け継ぎ、吸血鬼たちを刀でバッサバッサと斬っていく、伝奇アクション。Production I.Gの製作で2005年に放映されました(公式サイト)。
アニメは全部で50話もあって、2ヵ月ほどかけて観ました。正直、長かったんですけど、それでもちゃんと最後まで観れたのは、話の作りが堅実で破綻しなかったからですね。実際、世界支配を目論む吸血鬼陣営と、小夜が所属する秘密組織の戦いに焦点を絞ったストーリーは、バリバリの硬派志向。ベトナム戦争や駐留米軍などの現実の事柄が採り入れられているのも、物語のリアリティーに貢献してて戦争好き男子としては嬉しい。
ただ、その分、ラブ関係の描写がほとんどなかったりして、テレビアニメとしてはだいぶ地味な印象です。ミニスカ制服姿の女子高生が刀を振り回す、という映像は非常にキャッチーなはずなのにねえ。そういうわけで、お勧めはしにくかったりする。