スキヤキ・ ウエスタン ジャンゴ 監督:三池崇史

平家(ボスは佐藤浩市)と源氏(伊勢谷友介)という2つのやくざ集団が抗争している村にやってきた、凄腕のガンマン(伊藤英明)の活躍を描くアクション。黒澤明の「用心棒」に西部劇とVシネを突っ込んだ感じで、友情出演してるタランティーノの映画に雰囲気がよく似てます。

こういう男子テイスト溢れる映画の題材は自分のストライクゾーンど真ん中だし、味のある俳優が多数出演しているし、ワクワクして観始めました。で、実際、ラストの雪が降りしきるなかでの決闘とか、絵として魅せるシーンは多かったんです。

しっかし、どうも話のテンポがもたついて緊張感が続かない。初めはスロースターターの映画なんかなと思ってたんですけど、いつになっても話にドライブがかからないんだよなあ。もっとスピード感重視の脚本で、この世界の物語を観たかったです。残念。