アフタースクール 監督:内田けんじ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2008/11/28
- メディア: DVD
- 購入: 11人 クリック: 141回
- この商品を含むブログ (357件) を見る
ヤクザの女(田畑智子)と逃げたらしいサラリーマン(堺雅人)を、探偵(佐々木蔵之介)と中学教師(大泉洋)が追いかけるサスペンス・コメディ。監督の前作「運命じゃない人」(感想)がとても面白かったんで期待して観ました。
その期待どおり、今作も脚本が徹底的に練り込まれてて、凄く楽しかったです。ド派手なミスディレクションが連発されるんですけど、観てて「ふざけんな!」と思う限界のぎりぎり内側をつくように丁寧に作られてて、気持ちよく呆気にとられました。まあ、エンドロール直前の演出は明らかにやり過ぎですけどね(爆笑した)。(藤岡真の小説「ゲッベルスの贈り物」を彷彿とさせる感じ。)
タネが明かされない映画前半も、登場人物たちのちょっとズレた(ように見える)行動が今風のコメディとしてちゃんと機能してて、普通に笑えるのが上手いんですよ。ひと粒で2度美味しい。
俳優陣では、もともとお気に入りの田畑智子が良かったっす。真面目でかつキュートな感じで、まあそれだけで十分ですけど、ふっと女の色んな面を見せることもできる女優さんなんですよっ!マジで可愛いわー。
ほんで、内田けんじ監督がしゃべりまくるオーディオ・コメンタリーも笑えました。大泉洋より雄弁な監督ってどうよ。コメンタリーでも言ってたけど、2回目に観るのが面白い映画なんで、DVDを借りてきたらこっちもお勧めです。
●感想リンク
内田けんじ作品の要は俳優の使い方にある.(中略)そして前作と同じくその「素の」ように見えるキャラクターづくりが物語をきれいにミスリードしていくのである.
映画「アフタースクール」 - まどぎわ通信
なるほど。今風なちょっと不条理コメディという外面もミスディレクションに使ってるし、凄く頭がいいよなと思う。
しかも、この作品の素晴らしさは、そのトリックとテーマが、きちんと結びついているという点だ。
アフタースクール - シネパカ CINE-PAKA
しかもトリック自体にメッセージが込められているってわけ。どんだけ多重構造だ。
田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子とセックス田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい田畑智子かわいい
「アフタースクール」が俺にもっと輝けと囁いている - ACID TANK
禿同。何かはさまってるけど。