夜のプロトコル・アカデミー:深町秋生 x 速水健朗

先週金曜日に日本橋であったトークイベント、夜のプロトコル・アカデミー:プレ講義00回「郊外、東京、バイオレンス」深町秋生 x 速水健朗に行ってきました。ゲストである深町秋生(id:FUKAMACHI)は、ニュージェネレーションな犯罪小説作家です。これまでに出てる3冊の中では、個人的には1作目の「果てしなき渇き」が好きですね。救いがなくて。

トークの概要は、夜のプロトコル・アカデミー:プレ講義00回「郊外、東京、バイオレンス」深町秋生 x 速水健朗@イベントスペースCo-Net。- おいてけぼりブルース〜日記編〜でまとめられてるんで、そちらをどうぞ。個人的に面白かったのは、3作目の「東京デッドクルージング」の主人公である晃の名前は「AKIRA」からとったことと、「果てしなき渇き」は北野武の「その男、凶暴につき*1の影響を大きく受けていること。そういう意味では、暴力衝動を描いた日本の作品として正当な後継者という気がしますね。

特に、タケシ映画の乾いた暴力の描き方(生活のすぐ近くにあって何のドラマもないむき出しの暴力、みたいな)は深町秋生作品とすごく似たテイストで、もう一度「その男、凶暴につき」を観たくなりました。

トークの後の懇親会にも勇気を出して出席してきました。30人ほどのうち半分以上がライターや編集者など出版業界の方で、自分にとっては完全に異世界だったんですけど。でも、そのお陰で、はてな有名人であるあのid:inumashさんやid:Dirk_Digglerさんと話せて感激でした。あのブログを書いている人が本当に実在するんだ、って。こう、アイドルと話したら意外に普通の人だったよ!、とビックリする感じ。お相手して頂き本当に有難うございました。

あと、速水健朗さん(id:gotanda6)は本当にイケメンすなあ。たしかにアンアンの表紙でも全く違和感ないよ。サブカルなのになあ。

*1:脚本は野沢尚なんだねえ