レッドクリフ Part1 監督:ジョン・ウー

三国志序盤のハイライトである「赤壁の戦い」を描いた戦国アクション。全2部作で、Part2は1月から上映されるらしいです。

とにかく、三国志の武将はカッコイイぜ!、という制作側の思いがひしひしと伝わってくる映画でした。武将たちの器の大きさを示すためのあえて静かなシーンもいいんですけど、やっぱり男子としては合戦シーンがたまらん。ゲーム「三国無双」ばりに雑兵をばったばったとなぎ倒すアクションには、血がたぎりっぱなしでした。

普通、これだけ雑魚がやられると、悪い意味でゲーム的な安っぽさが出そうなものですが、一騎当千の武将たちからガチで強いオーラが感じられたのが素晴らしかったです。それは多分、肉と鉄がぶつかり合う様の撮り方が上手いんだろうなあ。騎馬兵が槍兵に突っ込んでいき分厚い鉄剣を盾に振りおろす様子を、カメラをギリギリまで接近させて撮ってるんですよね。肉体がぶつかるミシッという音がたまらんです。「300(スリーハンドレッド)」と同じ興奮かと(300で最強だった密集陣形を打ち破るシーンにはニヤリとした)。

武将達の中では、自分としては趙雲推しで。バランスのとれた美丈夫ながら、他のヒゲ面の猛者に全くひけをとらない活躍に痺れました。オールラウンダーっぽくて、キャラとしても使いやすそうだしさ。

公式サイトにあった赤壁の戦い時の勢力図。これだけでワクワクするよね。ね。