サマーウォーズ

先週に「サマーウォーズ」を観に行ってきました。夏休みにおばあちゃんちに集まった親戚一同(総勢27人の陣内家)が、それぞれ協力してネットの危機を救う話。アニメ映画です。

とても楽しく観れて、特に中盤から終盤へとたたみ掛ける話の展開はすっごく盛り上がりました。

映画で描かれるエピソードの多くは、ある人が家族の誰かの助けを借りて障害を乗り越える、というやつ。陣内家の個性的なメンバーが、入れ替わり立ち替わりヒーロー(かヒロイン)とそのアシスタントを演じて、降りかかる無数の問題をどんどん解決して話が進んでいくわけです。

中盤以降はそのエピソード群がほとんど休みなしで押し寄せてくるうえに、話の切り替えのテンポはどんどん速くなり、そのスケールは倍々ゲームで膨れ上がっていくんですよ。その結果、映画のテンションがどこまでも上がっていくような、そういう興奮を生みだしているんではなかろうか、と思います。

1つの基本テーマを演者を交代しつつ反復していって、最後はジャジャーンと大団円になる、この構造を何と言うんでしたっけ。クラシックの作曲技法かなんかですよね。