再生の町

NHKが土曜に放送してるドラマ「再生の町」がかなり面白いです。財政破綻した地方都市の市役所を舞台にした社会派ドラマ。

話は、田舎に帰ってきた中年男性(筒井道隆)が、市の中途採用財政再建プロジェクトチームに配属されるとこから始まります。そこで、市の予算の何を削るかを検討するために、市民の意見を直接聞きに回るんですが、当然ながら、それぞれの予算にはいろんな立場の住民が関わっているわけ。

人々にはそれぞれの立場があることが、ちゃんと手を抜かずに描かれていて、その結果、扱われる問題には誰もが納得する解が存在しないことがよく分かる。そういった意味では、問題を視聴者自身に考えさせる作りになってるんですよね。そこが面白い。

全5話で、先週第2話が放送されたところなんですが、上司の不穏な動きや地方議会と国会議員の繋がりなど、伏線と思われる要素も盛りだくさんで、これからも目が離せないです。