11-12月に読んだ本

ジェイムズ・エルロイ伊藤計劃冲方丁と、思いっきり同じ系統の小説ばかり読んでました。暴力!暴力!暴力!のジェットコースター。

twitterのひとこと感想

  1. エルロイ「ホワイト・ジャズ」。バラバラに見えた多くの事件・人物が絡み合いつつ怒涛の勢いで話が進む、中盤〜終盤がサイコー!アホみたいにテンション高い。
  2. 伊藤計劃虐殺器官」。社会・世界情勢に対する自分たちの認識を代表する作品だと思った。「状況」の描かき方に深く共感できるのなあ。断固支持。
  3. 伊藤計劃「ハーモニー」。ナノテクによる健康管理→意識とは何か、のジャンプにSF的醍醐味を感じて興奮した。イーガンによる健康-人間性の問題提起に対する回答とも読めるねえ。
  4. スプライトシュピーゲル」3巻。今巻も熱かったー。公安九課がテロに狙われる話+「24」スタイル=情報量がハンパない。
  5. スプライトシュピーゲル」4巻。複雑な陰謀と連続するアクションシーンがめちゃくちゃ熱かった。今まででもベストかも。
  6. オイレンシュピーゲル」1巻。「スプライトシュピーゲル」の姉妹作で、こっちは都市型テロのシミュレーションよりも美少女戦士活劇がメインな感じ。1巻は人物紹介。
  7. オイレンシュピーゲル」2巻。これは「スプライト」と合わせて読まないと意味ないなー。警察が軍隊にボコられるところに萌え。
  8. 佐々木譲「笑う警官」。「団塊の世代」的様式美に溢れつつ、かなりスピーディーな展開。ほとんど携帯のやりとりだけで事件を解決しちゃうのよ。つーか、「笑う警官」の下敷きになってる、実際に起こった「北海道警裏金事件」の方がゾクゾクするほど面白そうだ。

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